札幌市西区で定期的に開かれている認知症カフェ「コミュニティーカフェそらいろ」で、私たちOmusubiのコーヒーが提供されることになりました。
この度の開催は4月27日。札幌は雪どけこそしたもののまだ肌寒い日でした。
そんな強い風にちぢこまりそうな来場者を優しく迎えてくれたのが1杯の温かい飲み物。
Omusubi自慢のグアテマラは、ときに花のような香りも感じられる、甘みとコクのバランスがちょうどいい品種で、
焙煎の仕方にもこだわった一品。
優しい甘さの桜餅やふわふわのシフォンケーキにもよく合いました。
「一人ではなかなか淹れられないけれど、コーヒーが飲みたかったの」と、笑顔で話してくださる来場者の方も。
会場には、コーヒーを囲んで交わされるおしゃべりや、自然とこぼれる笑い声が広がっていて、心までぽかぽかとあたたまりました。
↑コクのあるグアテマラは春らしい桜餅にもよく合います^^
このコミュニティカフェそらいろは、認知症カフェとして札幌市西野の介護事業所の方たちが中心となり、2023年7月にスタートしました。
認知症専門のデイサービス事業所がありながら、実はあまり認知症のことが地域で知られていない現状をどうにかしたいという思いで、ご近所力も巻き込みながら立ち上がりました。
「地域で介護に悩む方が、一人で抱え込まず、気軽に相談できる場所をつくりたい」
というコンセプトで、今では、3か月に一度のペースで、さまざまな催しが行われています。
たとえば、この4月には認知症サポーター講座を開催。
↑ 認知症サポーター講座も大盛況で、皆さま熱心に受講されていました。
フェルトで作るブローチのワークショップや、地域サークルによるハンドメイド作品の販売もあり、訪れる人たちが自由に楽しめる場となっています。
そのほかにも当事者の方による講話や音楽会が開かれることもあり、訪れるたびに新しい発見があります。
会場ではフェルトブローチ作りのワークショップも開催され、おしゃべりをしながら和気あいあいとカラフルなブローチをつくっていました。
「困ってしまう前に、ふと思い出して相談に来られる場所でありたい」
運営スタッフの優しい願いが、このカフェの空気に自然とあらわれていました。
カフェには、高齢者の方やご家族、地域に住むみなさんが集まります。
飲み物とお菓子を手に、ふと心がほどける時間が流れています。
↑会場ではフェルトブローチ作りのワークショップも開催され、おしゃべりをしながら和気あいあいとカラフルなブローチをつくっていました。
今回コーヒーが提供されるようになったのは、メンバーの一人である石井様が、札幌マルシェにてOmusubiのコーヒーを味わってくださったことがきっかけとなりました。
「カフェで出すおいしいコーヒーを探していたんです」と教えてくださった石井様。
地域のシニアカフェが提供してくれるおいしい手作りスウィーツに合いそう、ということも大事なポイントでした。
このような条件のもと出合ったOmusubiのコーヒーはまさに偶然のご縁。
コンセプトも丸ごと気に入ってくださり、わたしたちの思いもあたたかさでむすばれました。
認知症カフェのこれから「チーム西野」として、地域の事業所、生活支援コーディネーター、社会福祉協議会などが力を合わせ、ご近所同士のつながりを育てながら、安心できる地域づくりを目指しているコミュニティカフェそらいろ。
これからも、法人の枠を越えてもっと地域に開かれたカフェへと育てていきたい、と話してくれました。
次回の開催は7月27日に予定されており、新しい催し物にも期待できそうです。
私たちOmusubiも、そんな素敵な取り組みに少しでも寄り添えたらうれしいです。
これからも、笑顔とつながりを大切に、歩んでいきたいと思います。
そらいろカフェへのお問い合わせはこちら↓
デイサービスそらいろ(札幌市西区西野7条3丁目1-20ケアタウン徳洲会札幌西内)
お問合せ先:ds-sora@care-net.co.jp
提供商品
レギュラーコーヒー「グアテマラ」(豆・粉) 200g ¥1,265
豊かなコクと芳醇な香りが特徴で、しっかりとしたボディ感がありながらもスムーズな飲み口。
甘みを伴う柑橘系の爽やかな酸味と、チョコレートやナッツのような濃厚な風味が楽しめます。
深煎りにすることで優しい甘み、コク、余韻も長く感じる味わい。それでいてしっかりとしたボディで、アイスコーヒーや、ミルクと合わせてもしっかりとしたコクが残ります。
チョコレート系のお菓子やクッキーはもちろん、上生菓子や栗羊羹、みたらし団子などの和菓子とも相性抜群です。
■前回のストーリー