アウトドアの季節がやってきました。自然の中で過ごす時間にそっと寄り添う道具たちを、Omusubiからご紹介します。
どれも、日々コツコツと手を動かす作り手さんたちのやさしさから生まれた品々です。
まずご紹介するのは、ウッディトイズの「やさしさに包まれたカッティングボード」。
北海道産イタヤカエデを使い、硬く傷がつきにくい特性をそのまま活かして作られました。
丸みを帯びたフォルムは、手に馴染むやさしいかたち。
実はこの形、作業に関わる誰もが無理なく手を動かせるようにというやさしい気遣いから生まれたもの。
みんなが作業しやすく、でも美しく。
ひとつの形の中に、細やかな気配りと、作り手へのまなざしがそっと込められています。
こちらの工房では20年のベテランから若手まで、幅広い利用者さんが木の感触を確かめながら、静かに集中して磨き上げています。
その姿からは、仕事に向き合う誠実さが自然と伝わってきます。
同じくウッディトイズからは、無電源スピーカー「音が木にやさしく響く(シマエナガモデル)」も登場。
木の端材を活かし、音の反響を利用してふんわり広がるスピーカーに生まれ変わりました。
ちょこんとしたシマエナガの可愛いデザインは、自然の中で過ごすひとときにぴったり。
配線も電気もいらない、まさに“アウトドアにぴったり”のスピーカー。
キャンプ場で、ベランダで、あるいは窓辺で。
小さな音楽を、やさしく楽しむ時間に。
コロンとしたフォルムがかわいらしく、つばの広がりがやさしく日差しを遮ってくれる、チューリップハット。
この帽子を作っているのは、札幌市にあるあかしあ学園。
10年以上前からつくられているこちらの商品は、夏祭りでも毎年人気の定番アイテムです。
自然の色合いを身にまとう「チューリップハット」は日差しが強くなるこれからの季節にぴったり。
漬け込みの時間、もみ加減、布のしわの出方によって一つひとつ異なる“染め”は、そのときだけの一期一会。
布の染まり方は毎回少しずつ違い、世界に一つだけの帽子があなたを陽射しから守ります。
作業室では、静かに集中する人、おしゃべりを楽しむ人、さまざまなリズムで作業が進みます。
「今日はのんびりしてるけど、集中するとすごいんですよ〜」と支援員さんが笑顔で話してくれるように、そこには一人ひとりの“らしさ”があり、それが生地の表情へと自然につながっていきます。
それぞれのペースを認め合うやさしさがそのまま、風合いに表れているようです。
リバーシブルでそれぞれの表情の違いも面白い。作り手さんのようにその日の気分とリズムで楽しんでいただけます。
折りたたみができ、しわになりにくいところもうれしいポイント。お子様連れで荷物が多くなりがちなママにも重宝していただけるアイテムです。
最後にご紹介するのは野外でのごはんがもっと楽しくなる、シンプルで丈夫な「ランチマット」。
ぱっと目を引くのは、カラフルだけれどどこか落ち着きのある、やさしい色合いです。
自然の中にもスッとなじむ、心地よいトーンは、使うたびにちょっと気分が明るくなるような存在。
しっかりとした布地に、端正な縫製。
折りたたんで持ち運びやすく、レジャーシートの上でお弁当の下に敷いたり、小さなテーブルにさらりと広げたり。
アウトドアはもちろん、ベランダごはんや、日常の“ちょっと特別なごはん”の時間にもぴったりです。
汚れても気軽に洗えて、乾きも早いから気兼ねなく使えるのもうれしいところ。
吊り下げ用のタグがついているので、使わないときもさっと掛けておけて、収納までスマート。
にぎやかすぎず、でも地味すぎない。そんな絶妙な色味が、自然の光の中でよりやさしく映え、食卓の時間をやさしく彩ってくれます。
気取りすぎず、頼りがいのある布小物。あなたのアウトドアや日常に、そっと寄り添ってくれる一枚です。
自然の中で過ごす時間に、手しごとのぬくもりがそっと寄り添う。そんなアイテムを、あなたのアウトドアに連れて行ってみませんか?
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